赤ちゃんのサイン
母乳育児にドキドキ。
何しろ2356グラムの春吉は、おっぱいを上手に吸うことが出来なくて、慣れるまで大変でした。
一回の授乳に何十分も。
でも可愛かったわ。
退院するまでの間は、何時間おきに、どのくらい飲んだのかをチェックするシートに書き込まなくてはなりませんでした。
でも退院してからはなかなか大変。
慣れてくるとだんだんと春吉の要求が分かってくるようになりました。
小児科のY先生のお言葉
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お母さんは何も不安にならなくていいんですよ。
全て赤ちゃんがサインを出してくれますから。
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初めの頃はよく理解できませんでした。
でも、私も少しずつ母親になっていきました。
息子が泣くと
*お腹が空いたのかな?
*おむつを替えてほしいのかな?
*抱っこしてほしいのかな?
と、何を要求しているのかが分かるようになってきました。
初めは外れてしまうことがほとんどでした。
おむつかな?と思ってもおむつは汚れていなかったり、
おっぱいかな?と思っても飲んでくれなかったり。
そうやって赤ちゃんの心を探っていくようになり、
何を要求しているのかが分かってくるのですね。
小児科医Y先生がかけてくださった言葉を信じて母乳育児を進めました。
ちなみに、おっぱい育児は春吉が小学生になっても続きました。
小児科医のT先生は小学校4年生までおっぱいに触れ育ったそうです。
息子も同じくらいまで、おっぱいに頼っていました。
当然そのころの年齢ではおっぱいを吸うことはありません。
おっぱいに触れることで安心するのですね。
幼稚園や小学校で、子供なりに神経を遣い疲れた時、
ケンカをして悲しい時、不安になった時など、
母親のおっぱいに触れ甘える。
甘えることが出来るからまた元気に外へ出られる。
おっぱいは赤ちゃんの精神安定剤。
小児科医Y先生に教えて頂いたことです。
母乳育児を通して、心も一緒に親子で育った気がします。
息子春吉のサインはしっかりとわかります。
心が読めるようになったかも!?
開始時期は赤ちゃんが決める
おむつが外れるのも、スプーンを持つようになるのも、お箸を持つようになるのも、何か新しいことに興味を持ち始めたらその時がチャンスと教わりました。
興味を示した時に始める。
こうすることで自然に始められ、母子ともに苦労なく完了するとのことでした。
その言葉を信じて、断乳も、トイレトレーニングもしませんでした。
トイレに興味を持ち始めたら、何となく促してみる。
「お母さんはトイレに行くよ。一緒に行く?」と。
関心があれば「トイレ」について教えてあげる。
関心がなければ次に関心を示した時まで無理なことは何もしない。
「トイレに行ってくるから待っててね。」と。
スプーンやお箸も、私が持っているスプーンや箸に興味を示し始めた時、
春吉専用を用意しました。
もちろんトレーニング用のものではなく普通のスプーンやお箸です。
無理やりさせてはいません。
そのものに興味を示した時期にスタートしている為、飲み込みが早く
おむつもすぐに外れましたし、スプーンもすぐに使えるようになりました。
赤ちゃんにストレスを与えない
赤ちゃんが出してくれるサイン通りに進めれば難しいことはないのですね。
無理に大人の都合でさせてしまうため、赤ちゃんにとっては大変なストレスになっているのだと思います。
大人もそうですね、興味の無いものについて一生懸命に語ってくれてもいい迷惑です。大変なストレスとなってしまいます。
大きな声で「イヤダ~!」と感情的になるでしょう。
小児科医Y先生に教えて頂いたことで、育児書は読まないように、と。
育児書は大変興味がありますね。沢山の情報を得られます。
しかし、
おおよそ、何か月までには何ができるようになる。
なんて書かれていると、それまでに出来ないと発育が遅れているのではないか?
親は不安に駆られます。
そして焦って早くできるようにさせたくて、
鬼のようなトレーニングが始まってしまうのですね。
親の都合で。
赤ちゃんにとってはいい迷惑です。
まだ離乳食なんて欲しくないのに無理に与えられて、
まだおっぱいが欲しいのに断乳だなんて、
トイレは嫌なのにおむつを外され、おもらしをすれば怒られて・・・。
Y先生は育児書の情報に振り回されないようにした育児を勧めてくださいました。
何冊か買いましたが、あくまでも息抜きのために程度に見ました。
決してそこに書かれている発育状況を参考にしたり、
達成するための目標にすることはありませんでした。
育児書ではなく、検診の度に小児科医に教えて頂いたことを参考にしてきました。
赤ちゃんのサインをしっかりとキャッチ出来た方は、比較的楽にスタートされたのではないでしょうか?
2012年10月18日 | カテゴリー:赤ちゃんのサイン