食べ物の好き嫌い
子供が成長すると、だんだんと好き嫌いが出てきますね。好まないものは食べさせたくても良いかしら?と思っていましたが、春吉は好き嫌いがない子でした。いえ、実は嫌いなものはありましたが、母の暗示にかかっていたのですね(笑)
離乳食が始まって、少しずついろんな味を知っていった春吉、表情が何とも可愛らしかったです。
ちゃんと自分の舌で初めての味を自分なりに理解していくのね。
お口に入れてモグモグ。「春吉~♪偉いね!すごいね!」って母からの言葉。
次はゴックン!「春吉ゴックンできたの?凄いね!偉い!偉い!(^^)」と重ねての母からの言葉。
褒められると嬉しいのね。
さっきまでなんだかまずそうな顔していたのに、急に嬉しそうな笑顔に。
初めての味。でもモグモグ&ゴックン出来ると、お母さんに褒められるんだ!と分かったのでしょうね。次もまた新しい味にモグモグ&ゴックン。そして母から「凄いね!偉いね~♪」って褒めてもらっていました。
この繰り返しで、春吉は何でも食べられるようになってました。
小学生の頃「好き嫌い」の無い子でした。
でもね、母はちゃんと知っています、おイモ類が苦手だってこと。
この時だけはちょっと構えていました。
でも春吉の中で「僕は好き嫌いは無いんだ♪」ということが自慢に変わっていたようです。
だからおイモ類が嫌いとは決して言いませんでした。ちゃんと食べていました。
小学校高学年になったころ、春吉がボソッと言いました。
「僕イモ類あんまり好きじゃないんだよね~」って。
「そうだよね、でもちゃんと食べてたよね!偉いよね~(^^)」って私は言いました。すると春吉は「えっ?知ってたの?」と驚いた表情でした。
ええ。もちろん知っていましたとも!離乳食でいろんなものを食べるようになっても、おイモ類だけは一瞬まずそうな表情になっていましたから。
でも褒められたい一心だったのでしょうね、吐き出さずに食べていたのは。
現在はスウィートポテト大好き、ふかしイモも大好き、肉じゃがも大好きと、「あれ?お芋苦手だったかしら?」と変わってきています。成長したのかしらね。
春吉の成長を通して、母親の言葉かけも大事なことを実感しました。
そう言っている私は、イクラが苦手です。丸の集合体が苦手なもので、イクラは一度も口にしたことがありません(笑)